January 20, 2012

江戸時代後期から明治に西洋の食文化が日本へ入ると、カレーが紹介された。この頃インド植民地として支配していたイギリス海軍は、シチューに使う牛乳が日持ちしないため、牛乳の代わりに日持ちのよい香辛料であるカレーパウダーを入れたビーフシチューパンを糧食にしていた。当時、大日本帝国海軍軍人の病死の最大の原因となっていた脚気の原因が軍内の白米中心で栄養バランスの偏った食事であることを突き止めた海軍軍医高木兼寛は、同盟関係にあったイギリス海軍を参考に、糧食の改善を行うことを試みた[1]

しかし、日本人はシチューやパンに馴染めなかったため、カレー味のシチューに小麦粉でとろみ付けし、ライスにかけてカレーライスが誕生した。よって、インド風カレーとは一線を画すものであり、小麦粉のねっとりとしたルーに多数の具を加味し、とろみによって船が揺れても食器からルーがこぼれる心配もなく日本米との絶妙なコンビネーションを遂げるよう工夫されている。